(20)不法投棄?

2022年4月5日火曜日、木材港とマリンポートの間の浚渫工事が終わったのか浚渫船が一もいなくなっていた。工事中は、立ち入りが制限されこの3年ほど、この木材港の堤防での釣りはできなかった。もうそろそろグレ釣りしたいなあとむずむずしてきていたので、仕事のついでに木材港に架かる橋の上から海側の堤防を見降ろすと、釣り人がひとりいた。数年前までは、車で堤防の根元まで行けたが今はかなり手前の入り口にバリケードがあり立ち入り禁止になていたので、路肩に停めて橋の下の際を徒歩で堤防に向かった。平日だったので他に誰もいなくて、そのひとりだけフカセ釣りをされていた。

海は気のせいかとても綺麗だった。海水は澄んでいたしゴミ袋が2つ浮かんでいただけだった。かの釣り人にはコッパグレが2匹上がっていた。

その場を後にし、来た橋の下を歩いているとうず高く積まれた土砂の中に、プラスチック製の歯ブラシの白と緑のストライプの柄が目に付いた。ひしゃげたアルミ缶、靴の底、わさびのチューブなど雑多なゴミが混在しているのが分かった。この土砂は、浚渫した土砂ではなさそうなのである。海の中に堆積したのなら、見た目にそれなりの腐食や変化の仕方があるはずである。

誰の所有、管轄する土地なのか知らないがあの土砂はどうなるのか。見守っていきたい。